術前化学療法とは、手術前に抗ガン剤を使うことで、ガンを縮小させて、手術をやりやすくする方法です。
アメリカでの臨床試験では、「ガンの直径が5cm以下でリンパ節への転移がない、あるいは、転移があっても数が少ない」患者さんに、術前化学療法を行った結果、79%の人のガンが半分以下に縮小したというデータがあります。
日本でも同等、もしくはそれ以上の効果があると考えられています。また、稀に、術前化学療法でガンが消えてしまう人もいるそうです。
現在、術前化学療法を行うことができるのは、ガンの直径が3cm異常、あるいはリンパ節への転移がある患者さんが対象です。
ガンの直径が3cm以上ある場合、通常なら乳房保存術は行えません。しかし、薬によってガンが縮小すれば、乳房保存術が可能になることもあるのです。このような側面から、術前化学療法は、「乳房保存術を目指した薬物療法」ともいえるのです。
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