乳ガンは、ガンの中でも特に薬の効果が現れやすいガンです。そのため、かなり以前から薬物療法が研究されています。その効果も認められています。また、数々の臨床試験の結果から、標準的な薬の使い方も確立されています。
最近では、「薬物療法の個別化」ということも提言されています。これは、患者さんのガンの特性を分析して、患者さんに合った薬を選択することで、より安全で効果的な治療を施そうという考えです。
乳ガンの薬物療法は長期にわたることも多く、薬の副作用による不快な症状や生活上の不都合など、生活の質の低下も心配されますが、薬物療法が個別化されれば、その患者さんに必要のない薬を使うこともなくなるので、副作用も少なくなるのです。
乳ガンの薬物療法は、次の3つのケースで行われます。まず、近年行われるようになったのが、手術療法や放射線療法などの前に薬を用いる「術前化学療法」です。そして、手術療法や放射線療法の後に行われる「術後補助療法」があります。
そのほか、診断時に病状がかなり進行していて、手術が困難な場合にも薬物療法が用いられます。
↑ 今日は何位!? あなたのクリックが励みになってます。応援お願いします。↑
JUGEMテーマ:
健康