医師による検診は、目で見たり(視診)、手で触れて(触診)診察します。そのほかに、次のような画像検査があります。
・マンモグラフィー
乳房を上下左右から挟んで、エックス線検査を行います。乳房を引き伸ばすので、多少痛みを伴いますが、視触診では発見できないような小さな早期ガンも発見することができ、視触診と比較して、発見率が約10倍高まると言われています。
乳ガン検診へのマンモグラフィーの導入は全国的に進んでいますが、まだ導入されていない自治体もあります。しかし、今後、普及することは間違いありません。
・超音波検査
乳房に超音波の発信器を当て、乳房内の様子を画像化する検査です。
マンモグラフィーでは、30〜40歳代の人の場合、発達した乳腺組織が白く見えるため、同じように白く映るガンを見逃してしまう可能性があります。しかし、超音波検査であれば、乳腺組織の発達の程度に左右されません。ただし、自治体の乳ガン検診などではあまり行われません。その場合は、医療機関へ個人で申し込むことになります。
早期発見のためには、30歳以上の人は、医師による検診を、2年に1回は受けておきましょう。
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